陶胎硝子鋳造 hibiki  とうたいがらすちゅうぞう ひびき

「陶胎硝子鋳造」とは、陶器の表面に、ガラスを溶かし付着させ、造形する技法です。
私が研究を重ねる中で、独自に考案いたしました。


特徴は、ガラスに入る貫入(罅割れ)です。
はじめに、核となる陶器を焼成します。
次に、ガラスを溶かし陶器に付着させるため、耐火石膏等を用いた鋳型の中に陶器とガラスを仕込み、高温焼成します。冷却過程において、ガラスに貫入が発生します。
貫入が入ったガラスが崩れずに、形状を維持できることができる造形表現を目的としています。


直接手で触れ続けて成形できることに親しみを感じる陶と、人の視点や光の環境によって変化する輝きに美しさを感じるガラス。
魅力ある二つの素材を同時に扱いたいという欲求が、「陶胎硝子鋳造」の研究の始まりでした。


研究や実験を繰り返し、作品と呼べるような状態のものがやっと出来上がった時、二つの素材が影響しあって何かが生まれるということが、音の共鳴や響き合いのようだと感じました。
「響き」と「罅」の発音の類似にも縁のようなものを感じ、一連の作品名に「hibiki」と名付けています。
作品名「hibiki」の後に付けている副題は、それぞれの作品の雰囲気を暗示させる音楽用語です。

hibiki-altiero02- Φ23×h37cm

hibiki-altiero01- Φ37×h42cm

hibiki-chorus01- Φ25×h40cm

hibiki-melancolico03- Φ50×h40cm

hibiki-f- Φ35×h40cm

hibiki-chorus10- Φ40×h20cm

hibiki-melancolico02- Φ45×h25cm

hibiki-animando01,03,04,05,06-

hibiki-raund01-02-03-

hibiki-vigoroso01,02,03-